1997年11月7日、滞在中のボローニャから足を伸ばして、フェラーリ博物館を見学しにモデナに行きました。前日に切符を買っておいたので意気揚々と駅に向かうと、なんだか様子がおかしい…。よくよく掲示板を見てみると…なんと今日に限って大型ストライキに突入とか!もちろんボローニャーモデナ間のようなローカル路線なんかちっとも走ってることはなくて、仕方なくバスの路線を聞いてみてもこれまた動いていないらしい…。一応次の日の予定が決まっちゃっていたので、泣く泣くTaxiで行くことに…(T_T)ダー 結局総額120,000Lit(¥9,000位)かかってしまい、とんだところで散財してしまいました。
イタリアのストライキは有名で有無を言わさず突然起こるので、特にイナカに足を伸ばすときなどは気を付けましょう。

フェラーリの本社工場やテストコース、博物館のあるところは"MARANELLO"(マラネロ)という地名で、ハッキリ言ってフェラーリ以外はなぁんにもない街みたいです。
博物館は本社工場から程近くにあって、比較的最近建てられたような近代的なたたずまいでした。中に入ると1階が主に一般市販車の展示場になっていて、古いモノからフェラーリ50周年記念として量産されたF50まで十数台結構無造作に展示されていました。ん〜こんなにフェラーリに囲まれる事って滅多に無いだろうなァ(笑)2階はうって変わってレーシング博物館になっていて、歴代の有名ドライバーが操ったF-1やエンジン単体、エンジン部品、ドライバースーツ、ミニチュア等々フェラーリ好きな人が訪れたら一日は潰れちゃうほど、マニアな品々が展示されていましたよ。
GALLERIA FERRARI:営業時間…午前(AM) 9:30 - 12:30 午後(PM) 15:00 - 18:00
           入場料…大人 約1,000円 子供 約600円
           休館日…月曜日

一応ダメ元で本社工場の守衛さんに、『日本から来たんですけど見学は出来ないですか?』と聞いてみたところ、あっさり『NO!』と断られちゃいました。ま、当然でしょうね。
ちょうど訪れたのが昼休み前後だったので、工員(というより職人?)達がぞろぞろと出入りしていたんですが、みんなの作業服がまたセンス良くて欲しくなっちゃいましたね。

工場と博物館の周りには、工員達がよく利用するレストランやフェラーリグッズを山のように取り扱っているお店が結構あって、これまた好きな人にはたまらないでしょうね。かく言う僕も何点かお買い物してしまいました。心残りは本社工場の目の前にあったリストランテ・カバリノに行きたかったんですが、ちょうどお昼時で工員達で溢れかえっていたので諦めてしまいました。彼らが大挙して押し掛けるほどだからきっと美味しい料理が食べられたんだろうなァ。


・ポストカード・
博物館の中でしか販売していない
モノで、図柄はその年のF1です。


・GALLERIA FERRARI・
広々とした敷地で近代的デザインの
建物のフェラーリ博物館です。


・50周年・
訪れた年がちょうど創業50周年の
イベント期間中でした。


・formULA UNO・
フェラーリのF-1には独特の
美しさがあります。


・Dino 246GT・
創始者エンツォ・フェラーリの愛息
ディーノの名を冠した名車です。


・Ferrariの原点・
フェラーリ本社工場です。一見では
さすがに見学させてくれませんでした。


・ここにも跳ね馬が!・
フェラーリ本社工場の目の前にある
リストランテ・カバリノ


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